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高齢者と過ごす年末年始とクリスマス:自宅・施設・離れて暮らす家族のための過ごし方25選

高齢の親や祖父母と過ごす年末年始・クリスマスのアイデア25選。おせち作り、年賀状、紅白、初詣、お正月遊びから、施設への面会、離れて暮らす家族のビデオ通話、認知症の方やひとりで過ごす方への配慮まで。

SilverMind編集部

健康・ウェルネス

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医療に関するご注意

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、医学的な助言ではありません。診断や治療、健康上の疑問については、必ず医師などの専門家にご相談ください。認知機能の低下や認知症が気になる場合は、かかりつけ医にご相談ください。

高齢の方にとって、年末年始やクリスマスは思い出がたくさん詰まった季節です。家族が集まり、おせちを囲み、昔ながらの行事を楽しむ、一年でいちばん温かい時期になることもあります。一方で、ひとり暮らしの方、施設に入居したばかりの方、認知症のある方にとっては、さみしさや疲れを感じやすい時期でもあります。

ここでは、高齢の親や祖父母と過ごす年末年始とクリスマスのアイデアを25個、場面別に紹介します。自宅で家族と過ごすとき、介護施設や高齢者住宅にいるとき、そして離れて暮らしているとき。大掃除や年賀状の準備から、大みそか、お正月三が日、七草がゆまで使えるアイデアです。

準備のポイント

  • 本人にしかできない役割をお願いする。 楽しませてもらうより、「頼りにされている」と感じられることが大切です。
  • 時間帯を選ぶ。 多くの高齢の方は、午前の遅い時間から午後の早い時間がいちばん元気です。夜遅くまでの宴会より、お昼の集まりのほうが楽しめることもあります。
  • 静かに休める場所を用意する。 にぎやかになったときに一息つける、座り心地のよい椅子のある部屋を。
  • いつもの行事に、小さな新しさを。 なじみのある行事は安心感をくれます。そこに小さな新しい楽しみを加えると、季節がより生き生きします。

自宅で家族と過ごすアイデア

  1. おせちやお雑煮を一緒に作る。 「おばあちゃんの家のお雑煮はどんな味だった?」と聞きながら、本人に指示をお願いしましょう。黒豆の味見や、かまぼこの盛りつけなど、分担しやすい作業がたくさんあります。
  2. お正月飾りを一緒に飾る。 鏡餅やしめ飾りを出しながら、「昔はどんなふうに飾っていたの?」と聞くと、自然と話がはずみます。
  3. 年賀状を書く。 宛名のリストを大きな字で用意し、書くのが大変なら文面を口で言ってもらって家族が書きます。
  4. 紅白歌合戦や懐かしの歌番組を見る。 若いころに聞いた歌謡曲や唱歌は、世代をこえて部屋をひとつにしてくれます。
  5. 年越しそばを一緒に食べる。 大みそかの夜が遅くなりすぎないよう、早めの時間にするのもひとつの方法です。
  6. 昔のお正月の写真を見る。 何十年分ものアルバムを広げ、名前と年を書き添えながら眺めましょう。
  7. お正月遊びをする。 かるた、百人一首、福笑い、すごろく、トランプ、花札は、孫とも一緒に楽しめます。答え付きの脳トレクイズを家族で出し合うのもおすすめです。
  8. 書き初めをする。 好きな言葉や今年の抱負を、筆ペンで気軽に書くだけでも十分です。
  9. 家の行事の由来を聞く。 「どうしてうちはこのお雑煮なの?」と聞いて、その答えを録音しておけば家族の記録になります。
  10. 近くの神社へ初詣に行く。 混雑する時間や寒い時間帯を避け、体調に合わせて短い時間で。

介護施設や高齢者住宅で過ごすアイデア

  1. 施設の行事に一緒に参加する。 クリスマス会、もちつき、新年会などは、家族がそばにいるとより楽しめます。
  2. 部屋を季節らしく飾る。 小さな鏡餅や干支の置物、年賀状を飾りましょう(飾りつけのルールは事前に施設に確認を)。
  3. 季節のおやつを持っていく。 食事制限がないか確認したうえで、同じフロアの方とも分けられるものを。
  4. 孫と一緒に面会に行く。 談話室で一、二曲歌を歌うなど、短く明るい時間がいちばんです。
  5. 思い出の箱を作る。 お気に入りの飾り、家族のレシピカード、懐かしい年賀状などを小さな箱にまとめます。
  6. 手紙や年賀状を読み上げる。 面会に来られない親戚からの便りを、声に出して読んであげましょう。

離れて暮らす家族ができること

  1. 「内容のある」ビデオ通話をする。 大人数でなんとなく話すだけだと、会話についていきにくいものです。クイズを出し合う、一緒に歌う、昔の写真を見せるなど、テーマを決めましょう。
  2. 贈り物やお年玉をビデオ通話で一緒に開ける。 孫の喜ぶ顔が見られると、祖父母もうれしいものです。
  3. 同じ料理を別々の台所で作る。 お雑煮を作って、出来上がりを見せ合いましょう。
  4. 「12月のお楽しみ封筒」を送る。 写真や孫の絵、簡単なパズルを入れた小さな封筒を、一日ひとつずつ開けてもらいます。
  5. 同じゲームを別々の場所で遊ぶ。 それぞれが毎日短いトレーニングをして、電話で結果を話します。私たちが作っている高齢の方向けのアプリSilverMindは、毎日3つの落ち着いたトレーニングを選んでくれます。ブラウザ版(silvermind.app/play)とiPhone・iPadで使えるので、家族が違う機器を使っていても一緒に参加でき、8種類のトレーニングは無料です。

ふだんの過ごし方のヒントは、高齢者が家で楽しめる室内の遊びと趣味にもまとめています。

ひとりで年末年始を過ごす方へ

  1. 電話の予定を先に決めておく。 「大みそかの夕方に電話するね」など、楽しみにできる予定があるだけで、長い休みが過ごしやすくなります。
  2. 地域の集まりに参加する。 地域の公民館や老人クラブ、お寺や神社、町内会の行事など、年末年始の集まりを調べておきましょう。
  3. できる範囲でボランティアをする。 地域の行事の準備などを手伝うと、一日に張り合いが生まれます。
  4. 自分だけのお正月リストを作る。 見たい番組、パズル雑誌、好きなお菓子、電話する相手、近所の散歩コースなど。孤独や不安について話したいときは、国の「あなたはひとりじゃない」のサイトで、悩みに合った相談窓口を探せます。

認知症のある方と過ごす年末年始

認知症のある方にとって、年末年始は人が増え、音がにぎやかになり、生活のリズムも変わりやすい時期です。次のような工夫が役立ちます。

  • 集まる人数を少なめにして、落ち着いた雰囲気に。
  • いつもの生活リズムをできるだけ守る。
  • 集まりは昼の時間に。 夕方以降は疲れや混乱が出やすくなります。
  • なじみのある簡単な作業をお願いする。 食器を並べる、お餅を丸める、おしぼりをたたむなど。
  • 来客には事前に様子を伝えておく。 物忘れや様子の変化を知っておいてもらうと、お互いに安心です。
  • 静かに休める部屋を用意し、なじみのある音楽を流す。

介護や接し方の悩みは、公益社団法人 認知症の人と家族の会の電話相談(0120-294-456、平日10時〜15時)でも相談できます。帰省して親の物忘れが気になったときは、親の物忘れがひどいと感じたらも参考にしてください。

贈り物もいっしょに

プレゼントを考えている方は、おじいちゃん・おばあちゃんへのプレゼント25選もご覧ください。いちばん喜ばれる贈り物には、たいてい「一緒に過ごす時間」がついてきます。

介護する人も、がんばりすぎない

準備や料理、介護を担っている方は、どうか「ちゃんとやらなきゃ」と思いすぎないでください。短めの帰省、簡単なおせち、行事を少し減らしたお正月でも、十分に良い年末年始になります。手伝いの申し出には甘え、親戚で役割を分け合いましょう。

参考情報

よくある質問

高齢者と年末年始にできることは何ですか?

おせちやお雑煮を一緒に作る、年賀状を書く、鏡餅やお正月飾りを飾る、紅白歌合戦を見ながら年越しそばを食べる、近所の神社に初詣に行く、かるたや福笑い、すごろくで遊ぶ、昔の写真を見ながら話すなどがあります。体力に合わせて、見ているだけでなく参加できる役割をお願いするのがポイントです。

高齢の親をお正月の集まりにどう巻き込めばいいですか?

「お雑煮の味つけはお母さんにお願い」「乾杯のあいさつはお父さんに」など、本人にしかできない役割をお願いしましょう。よく見えてよく聞こえる席を用意し、静かに休める部屋も確保します。夜は疲れやすい方が多いので、集まりの中心は昼にするのがおすすめです。

認知症の家族と年末年始を過ごすときに気をつけることは?

集まる人数を少なめにしてにぎやかすぎない雰囲気にし、いつもの生活リズムを崩さないようにします。食器を並べる、お餅を丸めるなど、なじみのある簡単な作業をお願いし、知っている歌を流して、静かに休める場所も用意しましょう。来客には事前に様子を伝えておくと安心です。

ひとり暮らしの親が年末年始をひとりで過ごすときは?

電話やビデオ通話の時間をあらかじめ決めておく、地域の集まりや初詣の予定を一緒に立てる、好きな番組や本、パズルを用意するなど、楽しみにできる予定をいくつか作りましょう。孤独や不安について相談したいときは、国の「あなたはひとりじゃない」のサイトで相談窓口を探せます。

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SilverMind編集部

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SilverMind編集部は、高齢の方とそのご家族・介護者に向けて、認知の健康に関する実用的で根拠に基づいた情報をお届けしています。

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